分け目からハゲて来た場合に「育毛剤」は本当に必要?

「分け目をある一定の期間以上同じ位置にしてしまうとハゲるのですか?」と言った内容の質問を頂く事が有ります。

確かに長めで十年位同じ分け目にしてしまうと、髪自体の重さによってハゲる可能性も有ります。

 

ですが、それよりも分け目を維持する際のスタイリング剤等の方がハゲの原因になってしまいがちです。

また、ハゲてしまう原因は、遺伝子や生活習慣、ストレスによる物ですので、分け目が少し怪しく感じて来た場合は、分け目以外にも注意したい所です。

 

牽引性脱毛症でハゲる可能性も

これは髪の毛を後ろでくくる事によって起きてしまう脱毛症の事で、男性よりも髪の毛が長い事が多い女性の方が起きてしまう確率は高いです。

男性で髪の毛がくくれる程長い方は少ないので軽視してしまいがちですが、頭皮環境や栄養状態によってはミディアム程度の男性でもハゲてしまいます。

 

頭皮や毛根が弱った状態だと、今までと同じ髪の毛の長さでも分け目に影響が出てしまう可能性が有り、今までと同じ分け目でも負担が違います。

最近は男性でも長い髪の毛の方も多く、少しボディパーマ等をかけて後ろでくくる方も多いのですが、生活環境やストレスによっては、生え際や分け目部分からハゲてしまいます。

 

分け目の脱毛サインは?

遺伝子的な「男性型脱毛症」やくくったり、その方の頭皮環境によって長すぎてしまう場合に起こる「牽引性脱毛症」に共通して言える事は、髪の毛が生える周期「ヘアサイクル」が短くなり、終わりに向かっていると言う事です。

ただ、「牽引性脱毛症」は「男性型脱毛症」とは違い、分け目を変えたり、髪の毛の長さを短くしたり、生活環境を変えるだけで大きく改善する事が可能です。

 

◯ ヘアサイクルが終わりに近い特徴

●生え際や分け目付近の髪の毛に「先細り」が目立って来た。

●数ヶ月経過しても、それ以上伸びない髪の毛が増えて来た(普通は一ヶ月で約1cm前後伸びます)

●生え際や分け目付近の髪の毛が、細く弱々しい髪の毛が増えて来た。

 

まず、分け目への負担を減らしてあげる事が第一

生活環境やストレスの改善等を行ったとしても、ヘアサイクルに影響して来るまでにある程度以上の時間が必要になります。

定期的に分け目を変える等の方法も有効的ですが、まずは髪の毛自体の長さを短くし、頭皮や毛根に対する負担を出来るだけ減らしてあげる事が一番有効的だと思います。

 

まずは分け目等の負担を減らしてあげた後に、出来るだけハゲにくいと言われている生活に近づけてあげる事が大切です。

頭皮や毛根への負担が原因で分け目がハゲて来ていますので、薄毛や頭皮ケアに対して有効的だと言われている育毛剤や頭皮ケアアイテムを購入しても意味が無い場合が多いので注意して下さい。

 

もしよろしければ、「くせ毛は「はげない」と言う噂話の真相」の記事も参考にして下さい。