シャンプー時の抜け毛の本数は、何本から危ない?

シャンプー中の抜け毛の本数は、50本〜200本以内であれば正常だと言われています。

50〜200と言う数字に大きな開きが出来てしまう理由は、抜け毛の本数は季節や生活環境、その方の髪の毛の長さや元々存在する髪の毛の量にも関係しています。

 

一番抜け毛が多いのはシャンプー時で、軽く半数以上が抜け落ちています。

100本前後抜ける事は何ら問題無い位です。

 

本数の多さで悩む方の大半は、誰でも当たり前のように起きる抜け毛の量で悩んでいると言う意見も有る位です。

この時の抜け毛を観察すると分かるのですが、毛根が付着している事は殆ど無いと思います。

 

これは、シャンプー時に抜ける毛は、既に抜けてしまった毛と抜けかけている毛が殆どだからです。

ガシガシ強く洗う等の無茶な方法で無い場合は、気にするべきでは無いと言う事です。

 

最も抜け毛の本数が増える時期

春夏秋冬で言うと「秋」から「冬」に差し掛かる時期です。

もし、犬や猫、鳥等の動物と一緒に過ごされる経験が有る方なら想像し易いと思いますが、私達人間にも存在します。

 

それと同じ理由で、梅雨から夏は髪の毛が多過ぎてしまうと、頭の温度が上がり過ぎてしまい、脳がダメージを受けてしまう可能性が有りますので、自然と抜け毛は増えてしまいます。

また、梅雨から夏にかけては、新陳代謝が上がりますので、抜け毛の本数は増えます。

 

では、どれ位の抜け毛の本数から心配するべき?

通常、抜け毛は頭皮全体に均一に抜けていく物です。

ですので、分け目や生え際、頭頂部等のボリュームが数ヶ月程度の短期間に劇的に変わると言う事はケースとしては少ないです。

 

もし、シャンプー中に100本以上の抜け毛が出て分け目や生え際、頭頂部が明らかに薄くなり始めた場合は、何かしらの改善が必要になり、それ以外は許容範囲内と言う事です。

 

シャンプーの改善よりも生活環境の改善を

◯ 洗浄力が強いシャンプーを使用している。

◯ ゴシゴシと強く揉むようにしている。

◯ 数分程度の短時間しか洗髪しない。

◯ 洗髪時の3倍以上は流さない。

 

上記に心当たりが有ると言う方は、石鹸シャンプー等の刺激の少ない物に変更する等の方法を取った方が良い場合が多いのです。

当てはまらない場合は、抜け毛の原因となる生活や食生活を改善するだけで抜け毛の本数を減らす事が可能です。

 

◯ 夜10時〜深夜2時に出来るだけ睡眠を取る。

◯ 上質なタンパク質、野菜、海藻等をバランス良く摂る。

◯ 亜鉛、ノコギリヤシ、ミレットエキス等で自分に合った物を選ぶ。

◯ 一時的に髪の毛を少し短くする。

 

「一時的に髪の毛を少し短くする」に関してですが、頭皮や毛根の活性自体が少しだけ落ちてしまった場合は、少しだけ短くする事によって負担が大きく変わります。

整髪料の使用を中止して様子を見たり、髪の毛を括っていたり、長過ぎる場合は、「牽引性脱毛症」が起きてしまっている可能性も有りますので、注意が必要です。

 

もし宜しければ、「毛乳頭を再生させる為に必要な事と陥りがちな事」の記事も参考にしてみて下さい。