重曹シャンプーのデメリットとして多いのは
① 「油脂や汚れ等が落ち切れていない可能性」
② 「雑菌等が繁殖してしまう可能性」
③ 「頭皮や髪にダメージを与えてしまう可能性」
④ 「髪の毛が軋む」
⑤ 「頭皮環境によっては逆効果」
⑥ 「以前よりも臭いが気になる」
です。
これらについてやや掘り下げて説明させて頂きます。
重曹シャンプーのデメリットの補足
①②に関しては、「重曹シャンプーと一般的なシャンプーを混同して捉えてしまっている事」が原因として多いです。
重曹シャンプーは確かに「アルカリ性」では有りますが、頭皮の皮脂等を落とす位の洗浄力はそこまで期待出来ません。
皮脂は「脂」と「汗」が混じりあった状態で、「脂」は「強アルカリ性」で溶かすか「界面活性剤」で脂と水の性質を流せる状況まで変える他有りません。
当然、洗髪方法が悪いと皮脂汚れ等が残りやすく、雑菌等が繁殖し易い頭皮環境を作り出してしまう可能性も有ります。
③④に関しては、重曹シャンプー自体に問題が有る訳では無いのですが、洗い上がりが軋みやすく髪のボリュームが出にくくなります。
また、自然乾燥させてしまう方とドライヤーやコテを使用される方も多く、髪の毛自体が痛みがちです。
今まではシャンプー後にコーティングする事によって気になら無かったダメージが目立つ場合も有ります。
あと、泡が出ないので、ゴシゴシと頭皮を洗い過ぎてしまう方が多いのも気になります。
⑤に関しては、重曹シャンプー自体が頭皮が炎症を起こしてしまっていたり、皮脂の分泌量が比較的多め、普段から汗が多い方にはあまり適していないと感じる事が多い点です。
全ての頭皮に使える訳では無く、逆効果になる場合も有ると言う点がデメリットです。
⑥に関しては、日本は湿度が高く、「ノー・プー」と呼ばれるシャンプーをしない主義の方達とは気候や風土が違います。
また、日本は体臭に対して過敏に反応してしまう傾向が有りますが、海外ではそこまで気にしない場合が殆どです。
頭皮環境や体質、ドライヤーのやり方等である程度工夫は出来ますが、「ノー・プー」主義の方のように「臭いがしない」と言う情報はあまり鵜呑みにしない方が良いと思います。
臭いの原因は「雑菌」「菌」「酸化した皮脂」等の場合が多いので、入浴後は早めにドライヤーで乾燥させる事も重要だと思います。
気になるようでしたら、「レモンリンス」「リンゴ酢リンス」等で仕上げてみると、ある程度の清涼感は維持出来ます。
もし宜しければ、「重曹シャンプーにクエン酸リンスは必要?」の記事も参考にして下さい。