毛乳頭を再生させる為に必要な事と陥りがちな事

よく、「この◯◯は、毛乳頭を活性化させる事が出来ます」と言った文章を見かけると思います。

鍋等に入っている白ネギを想像して頂きたいのですが、毛髪はヒゲのような根っこ状の「毛細血管」が有り、ヒゲのような根っこの中心に「毛乳頭」が存在します。

 

根っこの中心のようにして存在する「毛乳頭」を包み込むようにして「毛母細胞」が存在します。

髪の毛の根っこ部分の球形に膨らんだ部分が「毛球」と呼ばれ、髪の毛の表面部分は「毛包」と呼ばれています。

 

毛乳頭と言うのは髪の毛の根本部分の中心で、髪の毛を生やす事自体を「毛母細胞」を刺激し、コントロールする役割があります。

 

再生させる事は可能?

もちろん、毛乳頭は頭皮環境等によって左右される物ですので、再生させる事は十分に可能です。

ですが、毛乳頭が再生したとしても、変化が実感出来るまでの間に少なくても数ヶ月以上は必要です。

 

よく、髪の毛は1ヶ月に約1cm近く伸びると言う話が有りますので誤解されてしまいがちですが、毛乳頭がダメージを受けてしまっている場合、発毛周期が乱れてしまっている可能性が高く、原因が改善されたとしても時間は必要です。

毛乳頭自体再生出来てしますので、単純に継続出来ていれば改善出来ていた筈ですのに、発毛周期を把握せずに断念してしまっている方が多いのが現状と言えます。

 

毛乳頭と発毛周期

発毛周期は、簡単に言うとその毛根一個の一生とも言え、まるで植物のように「初期成長期」「後期成長期」「退行期」「休止期」が存在します。

毛乳頭は毛母細胞に「初期」「後期」「退行」「休止」の等の司令を出しますので、その機能が低下してしまうと、司令が無い状態ですので、髪の毛は急激に「退行」〜「休止」に突入してしまいます。

 

毛乳頭の再生が必要な目安

周期が乱れてしまうと、他の髪よりも短い毛が目立つようになります。

その短い毛は数ヶ月経過したとしも、それ以上伸びなくなります。

 

また、抜け毛だけでは無く、先が細い、他の毛と比較すると全体的に細い、生え際や頭頂部、分け目に異変が目立つ等の特徴が出て来てしまいます。

頭皮に関しては、頭皮の柔軟性の低下や頭皮の異常、乾燥や皮脂の分泌過多等も毛乳頭の機能を低下させてしまう原因です。

 

頭皮以外で言うと、肌荒れや肩こり等は栄養不足や新陳代謝の低下等の目安になりますし、頭皮環境に合わないヘアケア商品の使用等も多いです。

毛乳頭は再生させる事は可能ですので、まずは生活環境に異変は無いか?

 

栄養バランスが悪かったり、頭皮や毛細血管が詰まる原因となる脂分の多い食事をしていないか?

ストレスや加齢等が原因では無いか?等を考えて改善して行くのが良いです。

 

殆どの場合は、食生活の改善や入浴時間の変更、運動や薬局で手に入る範囲でのサプリメント等で毛乳頭は再生出来てしまいます。

焦って大金を無駄にするのは本当に悔しいですから。

 

もし宜しければ、「分け目からハゲて来た場合に「育毛剤」は本当に必要?」の記事も参考にして下さい。