キャピキシルは、カナダ「ルーカスマイヤー」と言う会社が開発した2種類の植物由来成分を混合した成分で、何より「男性型脱毛症」の原因となる脱毛ホルモンの生成を抑制する働きが、ミノキシジルの3倍以上期待出来ると言われている成分です。
歴史自体はまだまだ浅く、日本国内で販売されている育毛剤にはまだまだ採用されている数自体は少ないと思いますが、今後は商品数も増えて来ると思います。
2種類の育毛成分から構成されています
キャピキシルは「ビオカニンA」「アセチルテトラペプチド−3」と言う成分から構成されています。
「ビオカニンA」は、「アカツメクサ」から抽出される成分で、イソフラボンの一種です。
アカツメクサは、ヨーロッパ周辺では民間伝承薬として古くから親しまれて来た歴史が有り、育毛剤に使用する場合は花部分から抽出したエキスを使用します。
イソフラボンと言うと大した育毛効果は期待出来ないと思われていますが、キャピキシルに含まれている「ビオカニンA」はやや特殊な種類です。
男性ホルモンであるテストステロンと結び付き、ジヒドロテストステロンと呼ばれる脱毛症の原因となる男性ホルモンの直接的な原因となる5アルファリダクターゼの生成自体を阻害する効果が有ると言われています。
更に、毛母細胞を活性化させる働きも確認されていますので、育毛剤を選ぶ場合は、しっかりと浸透出来るかどうかが鍵になります。
「アセチルテトラペプチド−3」は、3種類のアミノ酸が結合した化合物で、最大の特徴は細胞を修復出来る効果です。
完全に低活性化してしまった毛根に対しても期待されている成分で、実際に切断された身体の部位の修復にも大きく役立った事で取り上げられた事が有る位です。
アミノ酸はタンパク質の有機化合物で、タンパク質の最小単位を意味し、毛髪を構成する物質です。
毛髪は約18種類のアミノ酸から構成されたケラチンで、育毛には必要不可欠な成分である事は言うまでもありません。
キャピキシルの育毛剤は使用しても大丈夫?
この成分は、特定のアミノ酸とイソフラボンを使用した成分ですので、比較的どのような頭皮環境の方でも副作用が起きにくく、安心して使用する事が可能です。
どちらかと言うと男性型脱毛症に適した育毛剤に採用されていますので、血行不良やストレス等が原因での抜け毛や薄毛には適していないとは思います。
もし宜しければ、「シャンプー時の抜け毛の本数は、何本から危ない?」の記事もご覧ください。